私は、陽も暮れた川沿いを2台の自転車で並走していた。
——親し気な伴侶を連れて。
夕闇は明るく、演劇的な慣習により
夜道は青い光を照り返していた。
彼女の口元だけが優しく微笑んでいる、
私は上機嫌で、そして酷く滑稽だった。
「夕飯は何にするね?」
私は訊いた、が、目の前は急に闇へと沈んだ。
私は寝返りの最中に目覚める。
気が付けば夕闇のように薄暗い曇天の朝だった。
その侭、彼女の答えを聞かずに目覚めて了った事は
大変に悲しかった。
と云うような夢を見た。
July 24, 2007
新鮮な魂
時刻: 01:01
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