November 26, 2011

『CE QUI ARRIVE - これから起こるかもしれないこと』について

浅草へ、『CE QUI ARRIVE - これから起こるかもしれないこと』(@花やしき)を観に行った。
徐々に夜の冷え込みが辛いものになってきた時期だ。
私はバーボンの小瓶を懐に忍ばせて、それをちびりちびり口に含ませながら寒さを凌いだ。
この時が、悪魔のしるし『搬入』シリーズを初めて実際に観る機会となった。

以下は『搬入』に関する覚書。

・「搬入」に於ける搬入性と搬出性の概念的弁別。寧ろ、「搬入」に於ける進行(ストーリー、プロット)の内的要請と外的要請の弁別の方が必要か。

・では「搬入」は、発注芸術として"荷揚げ"の模倣だろうか、それとも危口くんのナビゲーション≒拡声器の統御がこれに別の性質を与えているだろうか? つまり搬出は集団的か、代表的か?

・少なくとも「搬入」プロジェクトがワークショップ的性質を伴う際には集団的性質の方が強調されるように思う。

・悪魔のしるし「搬入プロジェクト」の分析は、1.建築-模型-物体の空間的結構 2.進行-経路-物体の時間的結構 3.規模-参加要件-物体の機会的結構、の3つに大別して行うのが適当に思われる。
(編集:2012/01/11)