November 17, 2012

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この日はTATでの照明設置の為に都心へと出向いた。
昼過ぎには豪雨注意報も出るような、外出には都合の悪い天候だった。
先ずは、預けていた水銀灯を受け取りに西麻布のexptkyへ行った。
kikさんには久々にお会いする。
それから一度青山へ戻り、KUA`AINAのハンバーガーを食べて腹ごしらえをする。
どうにも肉の塊りのようなものを胃に押し込みたかったから。
その近くのABCへ立寄り、
小泉義之訳『意味の論理学』(上・下、河出書房新社、2007年)[=Deleuze, G. "Logique du sens" 1969.]
を購入した。これは買い直しで、来月ある読書会の課題図書となっている。
程よい時間となった為、千代田線で新御茶ノ水へ行き、そこから小川町へ向かう。
会場で、照明設置の作業は探りながらもすんなりと終わった。
さらに空間を充実したものとせんが為の整理の作業には随分と時間を取られた。
これはまさに米を研ぐような具合で進められた。と云うのも、確かに研ぎ過ぎれば米の風味が失われ、逆に米糠を残し過ぎれば味が損なわれるようなものだからだ。
地下の、コンクリート壁が剥き出しとなり、俄かに仰々しさの有る太い電気配線や換気ダクトなどの、取り残された実験施設の雰囲気を、やはりすっかり剥ぎ取ってしまう訳にはいかなかったからだ。