February 7, 2014

CGアニメーションの快楽について

これは、映画『トランスフォーマー』シリーズから変身シーンだけを抜き出したマッシュアップ映像である。
もう目も、エンコードも追い付かない。



このような視覚情報の追いきれなさこそが、CGアニメーションの快楽の一端を確実に占めている、という感じは確かにするのだ。
特に、例えば『トランスフォーマー』シリーズにみられるような"異常に細かな変形が集合している様子"は、これをちょっと引いてみたならばエンコードに失敗したブロックノイズと大差ないように見えるのが面白い。
おまけに、そのような細かくて動きの速い部分こそがエンコード落ちし易く、まさにアニメーション(奥行き感)なのかノイズ(スクリーン)なのか、という空間的失調を引き起こすのだ。このことは"映画"というメディウムを、しつこく横断している・