November 28, 2014

untitled

馬鹿に就いて。馬鹿に触れてみて思うことは、彼らの言葉を自分の思った通りにしか読まない、ということだ。彼らは他人から訂正を課せられることをとても嫌がる。だから読み替えができない、ということがよく分かった。単に自意識に拗らせている状態が顕著である。だから、呼び掛けに問い掛けで応えるのは大抵馬鹿と相場が決まってくる。
また、馬鹿の罵倒は狙いが単調であり、リリックに深くエグるようなグルーヴに乏しい。世の中には逆立ちしても適わないような酷い悪口を思い付くヤツがいるもので、これは才能であるが、そのような驚きが彼らには欠けている。つまり、機知に欠けるところがある。

ベンヤミン曰く、
「ここぞという瞬間に、よりによって最近いちばん人気の高い流行歌に左右されてしまう人生があるとしたら」
転じて、
「ここぞという瞬間に、よりによって最近いちばん人気の高いテンプレに左右されてしまう人生があるとしたら」
又は、
「ここぞという瞬間に、よりによってググった検索結果の1ページ目に左右されてしまう人生があるとしたら」

結論として、例えばTwitterの高々140文字程度で感情のカタがついてしまうような人間は、十中八九馬鹿だと言って差し支えない。