December 3, 2017

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『シャガール 三次元の世界』展(東京ステーションギャラリー)を観た。
僕の周りではさして話題にならなかった印象はあるが、立体作品が多めで、とても楽しめた。
絵画は有名な作品の展示が多く、のっけから『町の上で』『誕生日』が並んでいて大興奮した。
それほど広い美術館ではないのだけれど、結構物量が多めな感じで、
特に2階の後半の密度感は「まだ続くのか!」という具合の満足感があった。

それから馬喰町へ行き、『悠個展 an essence』(レントゲンヴェルケAG)のオープニングパーティに滑り込んだ。
今回の悠さんの作品は、事前に展示照明について相談を受けた際に少し目にしていて、
"見せ方"の中々難しい作品であることは知っていたので、それを池内さんがどうまとめるかには興味があった。
薄布の透けた向こうの切り紙の見せ方は難しい。
後ろからの反射光をどうやって稼ぐのかなと思っていたら、池内さんは光量強めに突っ込んで壁からの反射光を稼ぐ、という正攻法。
これは浮かすか突っ込むかしかないんだけれど、浮かすとフレームの影がうるさくなるのを処理する必要があり、
やはり突っ込むのが最もミニマルな解決法になる。