この日は体調不良の為に早退した。
日吉駅に在る書店にて、
西山優里子『ジャポニカの歩き方』(Bd.7)、
植芝理一『謎の彼女X』(Bd.10)、
を購入してなるべく足早に帰った。
『ジャポニカの歩き方』最終巻を読んで、ふと思い出したのはタイに住んでいたときに経験したクーデター——1992年「暗黒の5月」のことだ。他国のクーデタを実際に体験する価値。他国で全国的に味わう外国人としての政治的不便さ。もうそれが起これば忽ちに自分は外国人だということを、改めて明白にされる。習慣に対して不意にあらゆる仕方の線引きを都度検討せねばならない自覚の興りは、やはり一度は体験してみないことには身に付かないものだろうと思った。
May 27, 2013
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