July 4, 2008

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「幽霊というのは私の関心事であり=私を眼差しており、もしおまえが生をもって、phantasmagoreuein〔幽霊ヲ語ル〕の言語行為でもって、それをおこなってもうまくゆかない。回り道という骨の折れる試練を経由しなければならないのだ。実践的諸構造を横断し変形travailler〕しなければならず、実在的、「経験的」等々の現実性が持つ確固とした媒介を横断し変形しなければならないのだ。さもなければおまえが追い祓えるのは身体の幽霊性のみであって幽霊の身体そのものではないだろう。」
[Derrida, J. "Spectres de Marx: L'État de la dette, le travail du deuil et la nouvelle Internationale" Éditions Galilée, 1993.=増田一夫訳『マルクスの亡霊たち——負債状況=国家、喪の作業、新しいインターナショナル』藤原書店、2007年]