「ローマがこの最果ての地に、茫然として、おそらく無尽蔵である真水の海にたどり着いた時——カエサルとローマ、この二つの誉れ高い名前がここにたどり着いた時——女神の焼け焦げた木像はすでにそこにあった。伝導の熱意がなく、むしろ敗北した神々を受け入れ取り込むことを好む帝国にふさわしい無関心さで、それはディアナもしくはミネルヴァと呼ばれることになっただろう。」
[『アトラス——迷宮のボルヘス』(鼓宗訳、現代思潮社、2000年)=Borges, J. L. "ATLAS" 1984.]
October 11, 2008
untitled
時刻: 17:07
label: memorandum, references