October 14, 2008

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 仕事を終えた後、「火曜会」の為に下北沢へ行く。
 会の有る店は駅から坂を下ったところに在る。その途中の古書店で、
『文学と悪』(山本功訳、紀伊国屋書店、1959年)[=Bataille, G. "La litterature et le mal" Gallimard, 1957.]、
『色彩論』(菊池栄一訳、岩波書店、1952年)[=Goethe, J. W. v. "Zur Farbenlehre; Materialien zur Geschichte der Farbenlehre" 1810.]、
『家畜系統史』(加茂儀一訳、岩波書店、1935年)[=Keller, C. "Die Stammesgeschichte unserer Haustiere" 1909.]、
これらを購入した。
 会に出席するのは半年振りのことで、在る筈のものとは異なる店構えが私の意気を押し止めた。これは別の店ではないかと云う疑念や、のみならずここには誰も知った顔の一人も居ないのではないかという怖れも有ったが、店先に掛かる見覚えの有る看板に救われて、私は店の中に入ることが出来た。
 『家畜系統史』は、この会の恒例事に因り同窓のIshさんの手に渡った。