February 6, 2008

小指値『霊感少女ヒドミ』

 今日の関係者向け公開ゲネプロを経てようやく「作品」としてのかたちが見え始めてきた。これから最終日に向け序々に作品が詰まっていくことを想像すると——例え、端から作品の最終形態を提示出来ないことを態度の"甘さ"として批判する人が在ったにしろ、やはり作品が作品足り得る為に常々闘争に晒されそれ自身の形態を変じていくことこそが、舞台芸術に於いては最も生々しく鋭いものであると思うから——次第に、結局はどう仕様も無く興奮してしまうのだ。