竹橋へ。『ヴィデオを待ちながら——映像、60年代から今日へ』展(@東京国立近代美術館)の講演会、N先生の「60-70年代の構造映画と美術」を聞きに行く。
映画作家と美術作家とで映像の質が異なるということについて。
質問が長引いた為に展示を観る時間が無かった。来週、Kさんの講演会に参加しがてらに観ようと思う。
最初の質問は、要領は得なかったがN先生がいま抱えている疑問が詳らかになったという点で、結果的には有益な質問となった。
第二、第三の質問は、自身の意見表明に他ならず、質問としては必然性に欠けるものだった。蛇足である。
それから飯田橋にある日仏学院へ行き、「オリヴィエ・アサイヤス特集」プログラムのうちの一つ、『HHH:候孝賢』("HHH, portrait de Hou Hsiao-Hsien" 1997.)を観る。英語字幕。映画監督、候孝賢氏へのインタヴューを中心としたドキュメンタリー映画。奇妙なカメラワーク——おそらくフランス人の職業カメラマンによる——が興味深い、地となる語りに並行して、カメラマンの興味の赴くままに、思惟的な画面構成が散見される。スクーター、山芋の皮を剥く店員、カラオケのシーンに登場すると或る女性に対して。
最後は中国語で『乾杯』を熱唱する候氏。
May 16, 2009
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