新居へ引っ越してから暫くの間、私はブリキ製のバケツをゴミ箱として用い、生ゴミから可燃ゴミまで生活上に発生したあらゆるゴミをこの中へと投げ込んでいた。転居してから少しの間は冬のまだ寒い時期であったから都合が良かった。あらゆるものはこの冷気によって腐敗を免れていた。が、春の訪れとともに陽気がそこかしこへ充満するようになると、あらゆるものは腐敗から免れ得ないようになる。
火と水と、卵の殻は類似している。
また、木と土は、それらとは別の系統に属している。
貝殻は水との関連によれば火に属しているのだが、髪の毛やアブラナの茎との交わりによっては木と土との関連に属することになる。なぜならこれらのものは火により腐敗することが定められている為に、土や木との関連を先取しているからである。
May 4, 2009
untitled
時刻: 00:00
label: memorandum