「環境問題がシリアスなものじゃなくなって、ポップになったけれど、それがスタイルとして消費されることには抵抗がある。
僕は"LOHAS"が大嫌いだ。ただしそういう気分が分らないわけでもない。おそらく誰もが——例えば砂漠なんかに行けばきっとそういう気分になる。けれども日本人にそういう感覚が実感されるかについては疑問だ。東京にいれば何だって疑わしく思えてくる。それは、日本人にとって、海外旅行がもはや日常のこととなったからだろうか。少なからず僕は「LOHAS的なもの」ってヤツが嫌いなのは間違いない。だってそれは余りに紛いものだから。
僕はモダニストになりたいと思ってる。今さら? そんなことはない、きっとみんな繋がり過ぎているんだと思う。もう何やったってみんな繋がってる、そういうことへの嫌悪感ぐらい、きっと誰だってあるんじゃないか? 僕がそう感じるように君も同じようにそう感じてるって、でも、そういう事実ってひどく疑わしいものに見えてこない? 何か、自分の認識の手前に、既に事実が用意されている感じ、そういう浮遊感ってやつにもう随分と前からすっかり居心地が悪くなっているんだ。
そうでなければ、今にみんなファシストになっちゃうよ。」
——というような夢を見た。
夢の中で思い出しでもしなければ、この気分が現実に表れることも無かったのかと思うと大変に悲しかった。
January 5, 2008
——, Even.(——, même.)
時刻: 01:08
label: Aphasia, composition, memorandum