August 4, 2008

untitled

 大学時代の同窓たちと顔を合わせる機会を得る。1ヶ月振りや半年振り、中には数年振りと云う人も居た。私の他は女性ばかりで、奇妙な居心地を味わったがそれは決して嫌なものでは無かった。マドンナは来なかった。この日は昼から雷が鳴っていた。窓の外のヴェランダに在るオープンなテーブルセットが雨に濡れ続けている様子は、それらがネオン光と雷光とに照り出されていた為にか、奇妙なものに見えた。
 彼女たちはそれからカッフェに場所を移して歓談を続けるようだったが、郊外に住む私は終電の事を気にして足早にその場を辞した。よくよく考えてみれば、あと30分ばかりは時間の余裕も有ったかもしれない。